ウインレーシングクラブを選んだ理由
競馬素人の自分がどうすればより競馬を楽しめるだろうか。
スポーツ観戦をより深く楽しむのに一番てっとりばやい方法は、
好きな選手やチームを見つけたり作ることだとよくいいます。
最初はとにかく情報量が多くわけわからないので1人や1チームに焦点をしぼって毎試合追っかける。
試合をみていくうちに戦術だったり相手チームとの因縁だったりを理解して、より深くスポーツ観戦を楽しめるというあれだ。
昔野球少年だったころはベイスターズと石井琢朗選手が大好きだった。
サッカーを見始めるようになりマリノスと中村俊輔が大好きになった。
競馬をみはじめた。じゃあファンになる馬や騎手はだれかなと探してみたけど、
すでに引退しているゴールドシップは好きになったが現役だとすぐにはみあたらなかった。
騎手も素人には上手いのかどうかが特徴がわかりにくい。
そこで一口馬主なるものがあるらしい。特定の馬に出資すればこれはもうとにかくわかりやすいじゃないか。よし、はじめてみよう。
そんな流れで一口馬主に出資してみることにした。
出資基準①募集価格帯
クラブは大体20くらいあってそれぞれ特徴があるようだ。
クラブを決めるにあたってまず一番の基準になるのが予算であろう。
石油王ではないので資金は限られている。まず予算決めだ。
出資するお金は帰ってこないものと思っておく。
ワクワクドキドキに払う対価としていくらまで出せるか自問自答したところ10万、20万くらいならまぁいいかなといったところでしょうか。
20万以内で複数頭に出資できるところがよい。1頭のみだとデビューすらしない可能性もあるし、たくさんいたほうがそれだけ応援する機会もあり楽しいはずだ。
レースに出走しなければ話にならないわけである。
馬の募集総額を募集口数でわった金額が1口の値段になる。
クラブによって40口~1000口とばらつきがある。
2000万円の馬で募集口数が40口だと、1口なんと50万円もする。1000口なら1口で2万円だ。
馬一頭分の値段よりも募集口数で値段がめちゃくちゃ変わるようだ。
40口なんて無理無理。
400口募集のクラブが多く、そのあたりがちょうどいい塩梅だろうと思ったので400口・500口クラブに絞ることにした。
対象のクラブには以下がある。このあたりから絞っていこう。
キャロットクラブ、シルクホースクラブ、ウインレーシングクラブ、ロードサラブレットオーナーズ、ノルマンディーオーナーズクラブ、東京サラブレットクラブ
出資基準②出資難易度
よく名前やレースでもみるのがキャロットだ。
ダービー馬も輩出している強豪だが、その分会員もたくさんいるらしい。
あまりにも会員数が多く、出資は抽選になりさらに新規会員は優先度が下がるような仕組みなので2,3年しなければ好きな馬に出資できないようだ。
好きな馬やクラブを作ろうとしているのに、出資できなければ意味がない。そんな我慢強くもないので却下。
次に有力なのがシルクだろうか。ここは500口。
いわゆる社台系のクラブでここも有力馬をたくさん輩出しているようだ。
ここもキャロットほどではないが会員数が多く出資の時点でハードルがあるっぽい。
同じく候補外。勝負服もあまり好きではないし。
次に有力なのが東京サラブレット、略して東サラ。
馬の名前に「レッド」がつくクラブだ。G1馬のレッドファルクスがいるところだ。
いいじゃないか。ここも人気があるが争奪戦とまではいってなさそうだし第一候補となった。
出資基準③ 募集馬の仕入れ系統
さらに各クラブの特徴を調べているとどうやら牧場系とバイヤー系に分類できるらしい。
・牧場系クラブ
牧場が運営しており、自前の牧場で生産をした馬が募集にかけられる。
・バイヤー系クラブ
競りなどで馬を仕入れ、それを募集にかける。
第一候補の東サラはバイヤー系のようだ。
うーん、どうさなら牧場系の方がロマンがありそうだ。
出資した馬が現役を引退して繁殖馬となり、その子供にまた出資できたりするのが牧場系のようなので、一口馬主をはじめるならそちらのほうが性にあっていそうだ。
バイヤー系だとセリで購入した金額にクラブ利益分が乗っかるので、多少値が高くなるようだし、牧場系のクラブに気持ちが傾いた。
東サラはなしだ。
すると残りの候補で牧場系なのはノルマンディー、ロード、ウインとなった。
出資基準④血統
次に評判がよさそうだったのがノルマンディーだ。
クラブには会費があり、大体どのクラブも月3000円くらいとられる。
ノルマンディーは会報誌などがない分、会費が1000円ちょっとで、募集馬も値段が安く人気のようだ。ここ数年の成績もあがってきて会員数が増えているようだ。
ふむ、募集馬は・・・。前のクラブと比べると地味である。
なんだかそそられない。
素人が生意気かもしれないがこれは好みの問題なのでしょうがない。
別にディープ産駒じゃなきゃいやだ!とかはない。むしろ高くて手が出しにくい。
次に目を付けたのがロード。冠名が「ロード」のあそこだ。
世界のロードカナロアがいたクラブ。俺でも知ってる有名馬だ。
勝負服もシンプルでいいし、ここにしようか。
募集馬をみてみよう・・・。
ロードカナロア産駒ばっかじゃねぇか!
そりゃクラブの看板馬なんだし、あたり前だが半分くらいロードカナロア産駒だった。
もう少しバラエティがあったほうが楽しめそうな気がする。
ここも違う気がする・・・。
残りはウインだけになったぞ・・・。
ウインレーシングクラブ。
ブログのタイトルからもわかるけど、ここに決めている。
代表馬にウインバリアシオン。調べるまで知らなかったけど、G1タイトルはとっていないが、とにかく2着がおおく重賞レースを数多く走っており獲得賞金が5億越え。すごい。
マイネル軍団であるBRFグループであることもこの時知った。
G1獲得は1回だけとなかなか渋いクラブのようだ。
それでも重賞レースはコンスタントに獲得しているようで、ノルマンディーと比べても成績はこちらが上っぽい気がする。なるほどなるほど。
募集馬みてみよう・・・。
ゴールドシップ産駒がいるじゃねぇか!
前述にもある通り競馬を見始めるきっかけのひとつがゴールドシップである。
現役時代は知らなかったけど今一番好きな馬だ。
種牡馬になったことはしっていたけどBRFグループで種牡馬になっていたようだ。
ちょうど今年の募集が初年度産駒みたいでタイミングよすぎ。
これを見た瞬間ウインに確定したといってもいい。
ここからウインの所属馬のレースをみたり色々調べた。
ウインブライト、ウインガニオン、ウインテンダネスなどが今重賞レースを走っているようだ。
特にウインテンダネスの目黒記念のレースはすごかった。これから期待している一頭となった。
マイネル軍団も調べてみた。ネットではなにかとネタにされている立ち位置のようだ。
クラブ会員の意見でも出走レースの選定や、騎手起用に不満がある意見がボロボロでてきた。
ここでやや不安になったが、馬を丈夫に育てる等の理念はいいと思った。
それでクラシックをはじめとしたG1を勝ててないみたいな意見もあるけど、俺が一口馬主で第一に求めるのはクラシック制覇ではない。もちろんクラシックとれたほうがいいに決まってるけど、そんな馬は滅多にあたるもんじゃないし、数多くレースにでてくれたほうが楽しいだろという頭の悪い考えである。
またこれに対し、故障しやすいからダメだみたいな意見もあるけど、馬の世話なんて我々素人に今馬の状態がどうなのか知るすべもない。プロが判断してきめていることにいちいち文句を言う気は自分にはない。ダビスタ、ウイポの知識でローテに文句いっていそうな人がめちゃくちゃ多そうでクラブスタッフや騎手、調教師は大変だなと気の毒になった。
野球やサッカーなど人のみで行うスポーツと違って、馬という生き物を扱う以上専門的知識が絶対必要なわけで外野がどーのこーのいうのはナンセンスだと思う。
素人が生意気いって申し訳ないけども。
セールストークにうまく乗せられているだけかもしれない。
でもツアーの感想とかをみると情熱をもって馬づくりをしている印象をうけるし、
そのあたりの批判は問題ないと判断した。
よって、ウインレーシングクラブに入会することに決定した。
めちゃくちゃ長くなってしまったけど、以上がクラブ選定の判断基準でした。